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夢のない絵

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シュタインズゲート24話(最終回)感想

終わった、終わってしまった。感想行きます。



「終わりと始まりのプロローグ」
タイムマシンの燃料はあと1往復分、これが失敗すれば鈴羽はこの時代に残ることになる。
というかシュタインズゲートに入ったらタイムマシンごと消えちゃうんじゃないか。
ここで入るα世界線で元気に自転車を漕ぐ鈴羽のカットが切ない。
鈴羽を象徴する自転車が置かれたカットは以前もよく見られたが本当に効果的。
岡部たちは準備のために一時ラボへ、探していたのはサイリウムセーバー。
この先端の血糊を使い紅莉栖の血に見立てて、岡部に死を確認させるのだ。
まゆりは岡部に尋ねる。紅莉栖はいつも奥のパソコンの前に座り、
岡部やダルと難しい話をしていたのではないかと。
墓地に迎えに行った時と同じくまゆりも以前の世界線の記憶を覚えていた。
岡部は皆に紅莉栖はまゆりを助けるために全力を尽くしてくれたと前の世界線の時の事を語った。
信じる信じない別にしてダルたちにこういう話するのはいいね。
岡部と鈴羽の二人は再び7月28日へ。
ここでタイムトラベルした世界線は前回とは微妙に違う世界線なので、岡部が3人になることはないらしい。
タイムマシン論文を破棄するためにガチャで予めメタルうーぱを回収しておく。
そして再び紅莉栖の前に現れ、同じ行動を取る。
15年前の岡部の言う、確定した過去を変えてはならないことに基づく行動だろうか。
前と同じだけど一言「助ける」と付け足してる、そのさりげなさにシビれる!憧れるゥ!
その後紅莉栖殺害現場に潜む。中鉢を追い払って紅莉栖をスタンガンで気絶させる算段だ。
血糊を取り出すが、長く使っていなかったことで凝固してしまっていた。
中鉢が紅莉栖を襲い始める。岡部は飛び出し、ナイフを抜く中鉢を仰々しい口上で挑発する。
中鉢は堪らず岡部にナイフを向け突進。ナイフは岡部の腹部に刺さる。
岡部は腹からナイフを抜いて中鉢に向ける。うろたえた中鉢はその場を逃げ去る。
救急を呼ぶために電話をかける紅莉栖に震える手でスタンガンを向け、紅莉栖を気絶させる。
岡部は叫び声を上げながら腹の傷を抉り、紅莉栖の倒れた床にさらに自分の血を撒き散らす。
大量の血が散乱した床に倒れる紅莉栖、紛れもなくそれは岡部が見た紅莉栖の姿だった。
鈴羽に支えられる岡部は少し待ってくれと引き止める。
叫び声を聞きつけた岡部が倒れた紅莉栖を目撃する姿を影から見守り、心の中で自分自身にエールを送った。
ここは一番泣きそうになった。オカリンよく頑張ったと言ってやりたかった。
BGM「Gate of Steiner」の使い方が上手い。イントロの不安な部分で倒れた紅莉栖と傷ついた岡部を映し、
後半の情緒的な部分で28日の岡部を登場させることで、未来に希望を感じさせてくれる。
鈴羽はタイムマシンの中で岡部に礼を言って、また7年後に会う約束をした。
ここでED、終わったー。岡部は病室を抜けて以前の世界線でラボメン一人ずつにバッヂを配って回ります。
萌郁はブラウン工房でバイトとして働くことに! 一時ラボメンに不幸をもたらしたとは言え、
一番救いがない最期を辿った萌郁がこうして良い結果に終わったのはほっとする。しかもFBの元で!
鈴羽の頃もバイトを探してたようだから無理はないし、この二人が仲良くなるのはホント嬉しい。
今回は期待していた最終回というより、今までの過激な描写の多かった展開を
落ち着かせてまとめるような静かな〆方といった印象。
視聴中も、岡部が紅莉栖殺害現場を完成させた時点で感情のヤマ場を下り始めた。
岡部が体験した出来事を覚えている者は誰もいない結果という演出上の都合もある。
そんな静かな雰囲気に反するかのように、前回のラストから引き続き、凶真さんのテンションがやけに高い。
クライマックスとは思えない浮かれたドヤ顔、ニヤケ顔。極めつけはあのダイナミック登場シーン。
もう設定なのか本当に自分に酔ってるのかわからなくなる。
アバンで鈴羽が弱音を吐いた時も「この鳳凰院凶真は世界の支配構造を破壊する男」とか言ってにやけるし。
それを平然とスルーする鈴羽ww きっと未来でも岡部は凶真なんだろうな。対応が大人だ。
ちなみにこの台詞、ダイナミック登場シーンでも使い回してます。だけど真実だから困る。
つか、今見直したら第1回でも言ってたのか!
最終回ぽかった演出は他に、ラボのシーンで以前登場した色んなアイテムが映り込んでいたね。
ポストの表札、バナナ、ドクペのストック、アルパカマンさん、
未来ガジェット1号もといテレビのリモコン(萌郁を脅すのに使った光線銃)、
第1回でダルが食べていたのと同じカップ麺とマグカップ、
未来ガジェット5号「またつまらぬものを繋げてしまったby五右衛門」など。
サイリウムセーバーを見つけた時に落ちた考える人も第1話に映っていた。
ホワイトボードには何が書いてあったのか気になる。
画面にはよく映っていた手前にある検索用?PCも、
単体で見るとタイターがいた掲示板やSERNのZプログラムを発見した時を思い出す。
ラボメンバッヂには番号順に苗字のイニシャル(フェイリスはF)と2010。
ラストは紅莉栖も以前の世界線を思い出すが思い出し方がいいね。一度も助手とは呼んでないわけだからね。
少し最初のDメールを考察すると、岡部がダルにメールを送った時、電話レンジ(仮)の実験中で
一階で付いていた42型のブラウン管がリフターとなり電話レンジが放電、最初のDメールになる。
それをSERNが観測し、SERNが支配構造に位置する未来が生まれる。α世界線への移行である。
α世界線では人工衛星がラジ館に衝突して、牧瀬紅莉栖が生存している。
これはα世界線ではタイムマシンを造ったのはダルのみであり、β世界線のものとは性能が下がっている。
そのために空間捕捉にズレが生じ、7月28日のラジ館8階にめり込むように出現。
中鉢博士の会見は中止、中鉢が現れなくなったために紅莉栖が死ぬこともなくなったということか。
でも第1話では「中鉢の会見は朝中止を発表」「テレビで人工衛星が落ちたのを知ってラジ館に見に来た」
「開かれてたらオカリン人工衛星の下敷きになってたかも」と言っている。
人工衛星騒動が会見中止の原因じゃないとすると紅莉栖生存理由は別にあることになる。
α世界線では紅莉栖は中鉢から手紙も貰っておらず、タイムマシン理論を完成させてもいない可能性がある。
何よりα世界線の紅莉栖は父親を落ちぶらせたタイムマシン理論を憎んで真っ向否定している。
その辺の因果関係はわからないが、とにかくDメールを送ることで現在より先の未来も規定された結果、
世界線が変わった。世界線上では収束する未来の結果はある程度確定していて予測もできるのかもしれない。
では今回、何故紅莉栖が死なずに済んだか考えてみる。
まゆりの時は何をやっても死亡を防げなかったのに、紅莉栖の時は何故たった2回目で生存させられたのか?
紅莉栖が生きていれば中鉢を告発し論文を回収できただろうが、紅莉栖が死に、
論文が悪用され世界大戦が起こる事がβ世界線の収束条件。確かに紅莉栖の死はβ世界線に必要。
まゆりの時ほど重大な条件ではなかったということか? 答えが見つかったからだろうか。
前回、15年後の岡部が言いたかったのは以下の二つの条件と方法だった。

中鉢論文焼失→第3次世界大戦起こらない…「テレビを見ろ」でメタルうーぱが原因であることを教える
紅莉栖死亡→α世界線の記憶なくならない…死なせずに「紅莉栖が死んだと過去の自分に観測させろ」

世界大戦が起きればβ世界線のままだし、紅莉栖が死んだ姿を観測しなければα世界線が存在しなくなり、
3週間の記憶がなくなる。必ず二つとも達成しなければシュタインズゲートには入れなかったということだ。
これらは言い換えれば、世界大戦の絶対条件である中鉢論文が無い以上(メタルうーぱを入手した時点で)、
紅莉栖が生きようと死のうと世界大戦には関係ないので収束条件から開放されたということではないか。
ああ、これなら納得いくんですけど…強引でしょうか。
タイムマシンで8月に戻るまで世界線が変わらなかったのは、Dメールを送るまではまだβ世界線、
それ以後8月17日まではα世界線、その後のβ世界線がシュタインズゲートになる、と解釈。
映画化されますねー。どうなるんだろう。完全新作なんだろうけど、
ドラマCDを聴いてないけど映画に足るエピソードは残っているんだろうか?
全員がラボメンの世界線だったりして。


シュタインズゲート24話(最終回)感想_e0133507_11232377.png

下書きですが描いてみました。ラボメンたちよ、感動をありがとう!
by uri-yousuke | 2011-09-14 11:09 | アニメ

洋画、アニメ、ラジオが好きな男児


by uri-yousuke
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